2024シリーズの開幕戦で丸山が連勝
マスターは岡本と小林が優勝を飾る!

2024 ROK SHIFTER CUP 第1戦/第2戦

■2024年12月3日 ■鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■晴れ(ドライ) ■参加台数:第1戦 16台/第2戦 16台 ■写真 野崎泰佑

 ROK SHIFTER CUP鈴鹿シリーズの2023-2024シーズン開幕戦が、12月3日に鈴鹿サーキット南コースで開催された。
 早くも新シーズン開幕となる今大会。毎年恒例の12月開催のレースには16台が参加。その内7台がマスタークラス対象となる。
 タイムトライルでは丸山陽平が全体トップタイムをマーク。2番手に富田星羅、3番手に久しぶりの参戦となる伊藤慎之典が続く。マスタークラスでは、負傷も癒え復帰となった岡本孝之が総合6位で続いた。

Round 1

(10LAPS)

 10周の短期決戦となる第1戦。スタートではPPの丸山が順当にスタートを決めトップをキープ。2番手に富田、3番手には保下聡一朗、伊藤、東拓志と続く。丸山は序盤のうちに後続を引き離すように周回を重ねていく。そのままトップを守る丸山。終盤に入ると、周回数の多い第2戦に向けタイヤをキープするかのようにややペースを落とし、そのため冨田らが接近するものの、最後までトップを守りチェッカー。開幕戦を優勝で飾った。2位には富田、3位には終盤に3番手に上がった東が入った。
 マスタークラスでは、岡本が終始クラストップを走行しそのままチェッカー。スタートで出遅れた小林弘直が2位、3位には中土和徳が入った。

ROK SHIFTERクラス 上位入賞者– Round 1

優勝
丸山陽平 選手

コメント:
スタートは少しミスしましたが、2位の富田選手をしっかり押さえることができたことは良かったと思います。レースとしては前半の攻めが足りなくて、後半に帳尻を合わせる形になってしまったので、そこは次までに改善したいと思います。

2位
富田星羅 選手

コメント:
丸山選手が明らかにペースダウンしてタイヤを残しているようだったので、自分もペースを落としつつ走っていました。一度、保下選手に抜かれたときも、ちょっとだけタイヤを使って抜き返してうまくマネージメントできたと思います。午後にはいい手応えを持っています。

3位
東拓志 選手

コメント:
スタートを安全に行き過ぎて順位を下げてしまったことと、保下選手を抜くのに時間がかかってしまって、それが反省点です。抜いた後はペース的にもよくバトルもできたと思うので、次はもっと攻めたスタートをしてバトルしながら(鈴鹿の)チャンピオンを獲りたいです。

MASTERクラス 上位入賞者 – Round 1

優勝
岡本孝之 選手

コメント:
前の何台かずっとタイムを拮抗していたので、気の抜けないレースでした。前半のペースが上がらないので、セッティングを変えて午後に臨みたいと思います。

2位
小林弘直 選手

コメント:
スタートで失敗したのが一番の要因ですね。後ろから数えたほうが早い順位だったので(笑)。次のレースはスタートを決めてガンガン行きたいと思います。

3位
中土和徳 選手

コメント:
スタートは小林選手の前に出て「よっしゃ!」と思ったんですけど、結局やられました。こんなもんです、予定通り(笑)。次がんばります。

Round 2

(16LAPS)

 16周と周回数も大幅に増える第2戦決勝。PPの丸山が好スタートを決めホールショット。一方、2ndスタートの冨田はスタートに失敗し大きく遅れてしまう。変わって、2番手につけたのは東、3番手にはスポット参戦の三宅陽大がつける。
 序盤、東が丸山に接近する場面もあったものの、後半に入ると丸山が東を突き放し独走。上位陣は単独走行となり周回を重ねていく。そのころ、白熱したのがマスタークラスのトップ争い。先行する岡本に小林が接近すると、すぐさま最終コーナーで仕掛けて逆転。しかし岡本も譲らず、直後の1コーナーで再逆転する。その後、小林がクラストップを奪い走行。レースは終始トップを走った丸山が総合優勝、2位に東、3位三宅、マスタークラスは小林が優勝となった。

ROK SHIFTERクラス 上位入賞者– Round 2

優勝
丸山陽平 選手

コメント:
スタートが上手くいって前半から後半までペースも変わらずにいい感じで先頭を守れたので良かったかなと思います。

2位
東拓志 選手

コメント:
スタートも決まり、序盤のペースがよくて抜ける感じのペースでしたが、向こうがブロックラインだったり、うまく入れなくて。そこで行けなかったのが失敗かな。中盤以降は丸山選手が速くて。でも鈴鹿のチャンピオンは獲れたので良かったです。

3位
三宅陽大 選手

コメント:
前回出たのが去年の8月のレースだったのですが、その時はボロボロで、今回も土曜日しか走れずにどうなるか不安でした。TTでも思ったようにタイムが出せず8番手でしたが、午前のレースで感覚も掴め、午後に向けセッティングも変更し、周りがスタートで遅れたこともあって3番手に上がりました。あとは体力が持つかどうか。後ろが離れていたので、楽な面もあったのですが、前とも離れることもなく、自分のなかでは上出来なペースで走れたので満足しています。

MASTERクラス 上位入賞者 – Round 2

優勝
小林弘直 選手

コメント:
バトルに競り勝ったので嬉しいです。来年に向けいい結果で終われてよかったです。

2位
岡本孝之 選手

コメント:
思ったより後半のペースが上がらなかったので失敗したな、と後悔しています。少し落ち込んでいます。来年雪辱したいです。

3位
中土和徳 選手

コメント:
TT3位、レース1、3位、レース2、3位とずーっと3位の男ですよ。前で岡本さんと小林さんがやりあっていて、ワンチャンあるんじゃないかとずっと期待していたんですけど、ワンチャンありませんでした(笑)。二人の背中が見えてきたので、もっと絡めるように頑張ります。

ROK SHIFTERクラス 表彰式
ROK SHIFTER MASTERラス 表彰式

NEXT RACE

2024年3月3日(日) 三重県・鈴鹿サーキット南コース
2024 ROK SHIFTER CUP 第3戦・第4戦