未体験の何かを自分がやっている姿をイメージしたいのなら、その現場へ見学に行ってみるのがいちばん。カートライフのリアルは、カートコースにこそあるのだ。訪れるのは、この先に自分のホームコースになるであろう地元のサーキットがベストだ。そこで問題となるのが、レース開催日に行くのか、レースのない日に行くのか、ということだろう。これはシンプルに、レース参加を考えている人はレース開催日、スポーツ走行で楽しみたい人はレースのない日、と考えておけばOKだ。
レース開催日の見学は、なにより見ていて楽しい。できれば大会プログラムを入手して、どんなクラスが行なわれているのか、どんなスケジュールで大会が進行するのかなどをチェックしながら、自分がレースに出ているつもりで見学してみよう。ただし、レース中のサーキットはバタバタしている。くれぐれも参加者の邪魔にならないようお気遣いを。
レースのない日にサーキットへ見学に行くのなら、できるだけ走行台数が多い週末がお勧め。ドライバーたちが走行前にどんな準備をして、パドックに戻ったらどんな行動をしているのか、丹念に観察してみてほしい。どのチームやカートショップの雰囲気がいいのかをチェックしてみるのも、今後の参考になるはず。また、レースのない日はサーキットのスタッフも比較的余裕がある。手が空いているスタッフに声をかけて、最寄りのカートショップをいくつか紹介してもらうのもいいだろう。