2023 ROK SHIFTER CUP 第5戦/第6戦
■2023年6月25日 ■鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■晴れ(ドライ) ■参加台数:第5戦 15台/第6戦 15台 ■写真 野崎泰佑
ROK SHIFTER CUP鈴鹿シリーズは2月末のレース以来、4ヶ月ぶりの開催。前戦とは全くコンディションが異なる、気温30度の蒸し暑さの中、第5戦・第6戦のレースが6月25日(日)に開催された。
ここまで4戦を終えて、ランキング首位は佐藤奨二選手(TOKAIDENSO DSM)=122点、2位が小林広直選手(HRT)=121点とその差は僅かに1点だが、なんとランキング首位の佐藤奨二選手が都合により第5戦/第6戦を欠場。マスタークラスのドライバーでは第53戦/第4戦で2連勝を飾った岡本孝之選手(ハラダカートクラブ)も怪我のために欠場となり、15台の出走となった。
曇り空の中で行われた5分間のタイムトライアルでは、前戦から出場の富田星羅選手(KP BUZZ)がトップタイムを獲得。僅か0.070秒差で丸山陽平選手(HRT)が2位、トップから0.076秒差で3位に今季初参戦の井出七星翔選手(RSイディアぴぃたぁぱん)が続くという大接戦に。ノーマルクラスのドライバーが3列目までのグリッドを占める中、マスタークラスでは橋本直樹選手(NEXT-ONE Racing)の総合7番手が最速だった。
気温27度、路面温度43度まで上昇する中、レースがスタンディングスタートで始まった。ポールポジションスタートの富田星羅選手がスタートでミスをして失速、その後ろに続いたドライバー達もその影響を受ける。第1コーナーを制したのは4番手スタートからジャンプアップした東拓志選手(NEXT-ONE Racing)で、その後もトップを快走。2番手に丸山陽平選手、3番手に5番手スタートの水越健太選手(MOMOX KART RACING)と続く。
途中、水越選手が2位の丸山選手に接近するが、トップ3の順位は変わらず、東拓志選手(NEXT-ONE Racing)が第3戦/第4戦に続く3連勝。マスタークラスでは総合7位の小林弘直選手(HRT)が優勝を飾り、ランキング首位に躍り出た。
周回数が16周と長い第6戦は夕方5時スタート。気温は日中に比べて下がったが、風はなく、いずれにしても体力的にはキツイ状況だ。スタンディングスタートで16周のレースがスタート。絶妙なスタートを見せたのは第5戦を制しポールポジションの位置からスタートした東拓志選手(NEXT-ONE Racing)。そして、3番手スタートの水越健太選手(MOMOX KART RACING)が2位に上昇。さらに3位には4番手スタートの井出七星翔選手(RSイディアぴぃたぁぱん)がポジションを上げる。
6周目、スタートで大きく出遅れた丸山陽平選手(HRT)が1コーナーで保下聡一朗(FLEX MOTOR SPORT)を抜いて4位に順位を回復。そして、9周目の最終コーナーで丸山陽平選手が井出七星翔選手のインを差して3位に浮上する。
11周目に2位の水越健太選手がトップ走行の東拓志選手に接近するも、東拓志選手はそのまま逃げ切り優勝。2月のレースに続いて4連勝を飾った。
また、マスタークラスでは小林弘直選手(HRT)が絶妙のスタートを決めて2連勝。小林選手はなんとレース中の全体ファステストラップを獲得する素晴らしい走りだった。2位にはクラス4番手のスタートからジャンプアップした中土和徳選手(RS nakatsuchi)が嬉しい表彰台。3位には4年ぶりに参戦となった島弘光選手(KP BUZZ)が入った。
2023年7月16日(日) 三重県・鈴鹿サーキット南コース
2023 ROK SHIFTER CUP 第7戦・第8戦