2024 ROK SHIFTER CUP 第7戦/第8戦
■2024年6月23日 ■鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■雨のち曇り(ウェット〜ドライ) ■参加台数:第7戦12台/第8戦12台
ROK SHIFTER CUP鈴鹿シリーズの2023-2024シーズン第7戦・第8戦が、4月28日に鈴鹿サーキット南コースで開催された。
昨年末から始まった今シーズンも、気づけば残すは今大会と8月大会の2大会4レースのみ。今季は、上位陣が安定した成績を残しているため、代表争いも苛烈を極めている。果たして、その行方はどうなるのか。
今回は12台のエントリー中、マスタークラスは5台。大会直前に中部地方にも梅雨入宣言がされ天候が心配されたが、土曜日午後からの雨が日曜朝まで残り、朝早いクラスはレインタイヤのコンディションがあったものの、Rokに関しては路面も回復し、基本的にはスリックタイヤ基調の出走となった。
タイムトライアルでは、井出七星翔がトップタイムをマーク。5月のGPR瑞浪大会でも優勝を飾った勢いを見せる。2番手に東拓志、3番手に今年初登場となる伊藤慎之典、4番手にマスタートップの佐藤奨二が続く。
10周の第7戦。スタートダッシュを見せたのは東。井出も決して悪くないスタートを切るが、1コーナーでは東が先行する。2番手井出、3番手伊藤、4番手に佐藤とまずは順当にスタートを切り、縦一列に並んで周回を重ねていく。
トップの東は、ポジションをキープし周回を重ね、そのままトップチェッカーかと思われたが、最終ラップの最終コーナーで井出が逆転。この第7戦は井出が制した。マスタークラスでは、佐藤が悠々とトップチェッカー。2番手争いは最後に岡本孝之が逆転。岡本2位、小林弘直3位となった。
この日最後のレースとして行われた第8戦決勝。今回は井出がスタートを決めホールショット。さらに佐藤も2番手に続くが、すぐさま襲いかかった東が、早くも2台を交わしトップに浮上してくる。東、井出、佐藤、岡本はほぼ等間隔で周回を重ね、さらに冨田星羅、小林弘直と続く。
中盤をすぎると、岡本がやや順位を下げ、かわって冨田を攻略した小林が4番手に浮上。更に佐藤にも接近していく。佐藤も、井手に迫るが仕掛けるには至らず。東が逃げ切りで優勝。井出が2位、佐藤は総合でも3位表彰台を獲得する活躍となった。
今回も井出と東が優勝を分け合い、マスターでも小林、岡本が着実に表彰台を獲得。ポイント争いは僅差で、次回の最終戦へコマを進めることとなった。
2024年8月11日(日) 三重県・鈴鹿サーキット南コース