2024 ROK SHIFTER CUP 第9戦/第10戦
■2024年8月11日 ■鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■晴れ(ドライ) ■参加台数:第9戦14台/第10戦14台

ROK SHIFTER CUP鈴鹿シリーズの2023-2024シーズン最終ラウンド(第9戦・第10戦)は、8月11日に鈴鹿サーキット南コースで開催された。
昨年12月から始まったシーズンも、今回の真夏の決戦で最終戦。イタリアで開催されるスーパーファイナルへの日本代表が決することとなる。
前大会までの結果により、総合では東拓志がランキングトップ。それを75ポイント差で新星の井出七星翔が追っている。一見するとポイント差が大きく見えるが、ROK CUPではこの最終ラウンドは特別ポイントとなり150ポイントが獲得可能。さらに、第1ラウンドに出場していない井出は有効ポイントの上積み幅が大きいため、まだまだ予断は許されない。
一方、35歳以上のマスタークラスは4勝をマークしている岡本孝之がトップ。2番手に小林弘直が今回は欠場のため、岡本がかなり優位に立つタイトル争いとなった。
タイムトライアルでは、井出がトップタイムをマークし、まずはTTトップの25ポイントを加算。マスタークラスでは佐藤奨二が総合7位、クラストップを獲得した。

まずは午前中に行われる第9戦。好スタートは井出、2番手に富田星羅がややスタートでの加速が鈍ると、3月以来5か月ぶりの参戦となった保下聡一朗が2番手に浮上する。トップの井出は、やや後続を引き離すように周回。保下が2番手をキープし、富田が3番手。その後方では岡本と東が4番手争いを展開し、東が前に出る。 終盤に入っても単独走行が続く井出は、そのまま逃げ切ってチェッカー。今季4勝目を飾った。マスターでは岡本がクラス優勝を飾った。







いよいよ今季最終戦となる第10戦決勝。好スタートは井出、2番手に東が浮上する。3番手につけたのはマスタークラスの岡本。その後方に富田が続く。序盤、独走へ持ち込むかと思われた井出だったが、東がじりじりと接近するとテールtoノーズへ。仕掛けたい東だったが、その機会を逸するとイーブンペースとなり追走するのみ。その後、井出が引き離し始め、独走へと持ち込みそのままチェッカー。連勝で今季を締めくくるとともに、逆転で日本代表を獲得した。
マスタークラスでは、終盤まで岡本が総合3番手を走行。しかし、最終ラップの1コーナーで富田がインに飛び込み逆転。総合での表彰台は逃したものの、総合4位、クラストップを獲得し、3度目の日本代表となった。






