井出七星翔が開幕戦を制す!
マスターは水越健太がデビューウィン!!

■2025年3月23日 ■鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■晴れ(ドライ) ■参加台数:17台

 ROK SHIFTER CUP 鈴鹿シリーズの開幕戦が、3月23日に行われた。これまで年末開幕で年をまたいだシーズンを実施していたが、今季はよりシンプルに分かりやすいよう、通常のシリーズの開幕に合わせてROK CUPも開幕。また、今までの1大会2レース制を改め1大会1レース制を採用することとなった。さらに大きな変更点としては、タイヤがイタリアVEGA社製のCIK公認ハイグルップタイヤへと変更された。
 開幕戦に集まったメンバーは17台。今季は10代の選手が増え、特にOKクラスなどへの出場経験も持つ選手が多く集まった。17台のうちマスター登録となるのが9台となる。

QUALIFYING PRACTICE / QUALIFICATION HEAT

タイムトライアル/予選ヒート

 タイムトライアルでは昨年のチャンピオン井出七星翔がレコードを更新し貫禄のPP獲得。2番手には今回がデビューとなる田崎脩馬、3番手に伊藤聖七、4番手中里龍昇と期待の若手が続く。予選ヒートでは、井出が無難にスタートを決め、それを中里、田崎が追う展開。スタートで出遅れた伊藤も4番手まで戻す。マスタークラスは、一時3番手を走っていた岡本孝之がクラストップの総合6位でフィニッシュ。決勝で、10代の選手を食えるか注目された。

井出七星翔

中里龍昇
田崎脩馬
伊藤聖七
岡本孝之

FINAL

決勝ヒート

 16周の決勝ヒート。好スタートは井出、その後方をピッタりとマークしたのが中里。この2台が集団から抜け出していく。後方には、今回がデビューの井上隆太、今年からマスタークラスとなった水越健太らが続き、その後方に佐藤奨二も迫ってくる。
 マッチレースとなっていたトップ2台だったが、終盤中里がマシントラブルによりストップ。これで井出は独走となり、そのままフィニッシュ。今季は大学受験もありフル参戦とはならないが、まずは1勝をマークした。2位には井上、総合3位にマスターの水越が入った。

ROK SHIFTER 表彰式

優勝 井出七星翔 コメント

「最初はペースが上がらなくて必死でしたが、途中から落ちついていけたので良かったです。まだ、今年の計画は決まっていないのですが、時間を見つけて楽しく出られたらいいと思います」

2位 井上隆太 コメント

最後、運良く2位でした、嬉しいです。今年は、ROKも出場していこうと思います。次回もがんばります。

3位 水越健太(MASTER 1位)コメント

「レースが荒れていたので、難しい展開でした。初めてのタイヤで勝ててよかったです。これからマスターズになるので、楽しくレースがしたいです」

MASTER 表彰式

MASTER 2位 佐藤奨二 コメント

「ギアオイルが漏れてしまいましたがペースは良かったです。スタートは決まったのですがポジションニングが悪くて順位を落としてしまいましたが、完走できて良かったです」

MASTER 3位 岡本孝之 コメント

「ちょっと不本意でした。予選はクルマが調子良かったんです。決勝はリアがズルズルになってしまって運転するのに一所懸命で、ペースが上がらなかったですね。次回は水越選手をやっつけたいと思います」