鈴鹿選手権最終戦
総合チャンプは逆転で伊藤聖七、マスタークラスは水越健太が王座獲得!
■2025年11月30日 ■鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■晴れ ■参加台数:16台

ROK SHIFTER CUP鈴鹿シリーズの最終戦は、11月30日に開催された。この間にGPRシリーズの最終戦も同じ鈴鹿サーキット南コースで開催され、そちらのシリーズでは伊藤聖七がチャンピオンを獲得。一方、この鈴鹿シリーズでは、今季からマスターシリーズ登録となり、前大会ではイタリアでのRokスーパーファイナル日本代表にも選出された水越健太が総合トップに付ける。水越が逃げ切るか、それとも他の選手が逆転するのか注目された。
QUALIFYING PRACTICE / QUALIFICATION HEAT
タイムトライアル/予選ヒート
逆転タイトルに向けては、ポールポジションのボーナスポイント2点も大きな意味を持つ。決勝ポールを獲得するには、TTで上位に付けなければならない。そのTTでトップを獲得したのは水越から7ポイント差のランキング3位から逆転を期す小熊孝誠。2番手にランキング4位の伊藤が続く。予選ヒートでは、伊藤が絶妙なスタートでトップに立つと、そのままに逃げ切りフィニッシュ。決勝PPを獲得しボーナスポイントを加算。これで首の皮一枚繋がって決勝へ望みを繋ぐこととなった。





FINAL
決勝ヒート
決勝では2番グリッドの東拓志が好スタートからトップに立つ。優勝が必須条件の伊藤は、東の背後でチャンスを狙い2周目に逆転。その後は、やや東を引き離し周回を重ねていく。2番手東、3番手小熊、4番手に中里龍昇、5番手に水越がつけ、この順位をままならば伊藤がチャンピオン、小熊や水越が順位を上げると、さらにわからなくなる展開となる。伊藤は、終盤に入ると東を突き放し独走、小熊も東を攻略できず、3番手のままとなる。レースはそのまま伊藤先頭でチェッカー。伊藤がGPRに続く2冠を達成。総合タイトルは逃したものの、水越はマスタークラスチャンピオンに輝いた。




優勝 伊藤聖七 コメント(シリーズチャンピオン)
「今季は、初戦から色々なことがあり、クラッシュンもあったんですけど、最後には逆転できたので良かったです。来年以降、カートの活動はまだわかりませんが、ひとまず良い終わり方になったと思います」

2位 東拓志 コメント
「スタートで前に出てブロックもしていたのですが抜かれ、そこからはペースが同じか、コーナーによって追いついたり離れたりで厳しいなと思っていました。じわじわ離れてしまいい、途中からは後ろを意識してしまったことで少しペースが落ち、余計追いつかれたのかなと思います。もう少しドライビングもメンタルも鍛えて、次回以降頑張ります」

3位 小熊孝誠 コメント
「出来ることはやったと思います。今季、良かったところもありましたがチャンピオンを獲得できずに悔しいです」



MASTER 優勝 水越健太 コメント(マスタークラスチャンピオン)
「開幕からマスターチャンピオンを目指してやってきて、結果オーバーオールでのチャンピオン争いもできたので満足はしています。最後総合ランキング2位になったので悔しですが、来年はオーバーオールのチャンピオンを目指して頑張ります」

MASTER 2位 川口共水 コメント
「ペースが良かったので2位になれて良かったです。終盤良くなったかなというシーズンでした」

MASTER 3位 岡本孝之 コメント
「予選ヒートはまずまずだったのですが、決勝はイマイチでした。今季は水越選手がマスターに入ってきて、世界観が変わりました。また来年、頑張りたいと思います」
