2023 ROK SHIFTER CUP 第3戦/第4戦
■2023年2月26日 ■鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■晴れ(ドライ) ■参加台数:第3戦 17台/第4戦 17台 ■写真 野崎泰佑/小岩政彦

ROK SHIFTER CUP鈴鹿シリーズの第3戦/第4戦が2月26日に鈴鹿サーキット南コースで開催された。
鈴鹿シリーズは例年同様に鈴鹿選手権シリーズと併催となり、開幕戦は昨年末の12月11日に開催。今年は、今回を皮切りに7月の最終戦まで4大会8レースが組まれている。今回は、第3戦/第4戦の2レースが行われた。
今回のエントリーは総勢17台。内訳はノーマルクラス7台、マスタークラス10台となっている。
大会日は、前夜半から弱い雪が降り、日曜朝にも粉雪が舞っていたが、すぐに青空が広がり陽光が降り注ぐ。ただし、北風が強く吹き付ける一日となり、非常の寒さを感じさせるコンディションとなった。
公式練習に続いて行われた5分間のタイムトライアルでは、開幕ランドでは表彰台を逃していたディフェンディングチャンピオン東拓志選手(NEXT-ONE Racing)が復活のトップタイムをマーク。2番手には好調の伊藤慎之典選手(HRT)が続き、ノーマルクラスがトップ2。その後にはマスタークラストップの岡本孝之選手(ハラダカートクラブ)、佐藤奨二選手(TOKAIDENSO DSM)が総合3/4番手で続いた。

スタンディングスタートでレースはスタート。まずはPPの東選手が順当な動き出しを見せるが、そこに並びかけたのが2ndグリッドの伊藤選手。逆転するかに見えたが1〜2コーナーでは東選手がうまく伊藤選手を抑え込み、トップでバックストレートへと姿を表す。伊藤選手の後方には岡本選手が続き、バックストレートエンドの3コーナーで逆転し2番手に浮上する。
トップの東選手は、オープニングラップですでに大量リードを築くことに成功する。2番手の岡本選手も単独走行となり、トップ2は淡々と周回を重ねていく。やや離れた3番手争いは伊藤選手に佐藤選手をかわした丸山陽平選手(HRT)が迫っていくものの、仕掛けるまでには至らない。
終始独走を演じた東選手は、そのまま危なげなく走りきりチェッカー。今季初優勝を飾った。ノーマルクラス2位には伊藤選手、3位に丸山選手が入った。
マスタークラスでは、岡本選手が総合2位の活躍でクラス優勝。2位に佐藤選手、3位は小林弘直選手(HRT)が入った。








午後に行われた第4戦は16周と長丁場。相変わらず北風が強く、なかなか路面温度も上がってこない中でレースを迎えた。
今回もスタートでダッシュよく飛び出したのは東選手。岡本選手も2番手をキープしたものの、ややペースが上がらないのか、後方に丸山選手、伊藤選手、豊島里空斗(HRT with カローラ新茨城CSI Racing)らが続いていく。この内、豊島選手と丸山選手は岡本選手をかわして2番手争いを展開していく。さらに、伊藤選手も続き接近戦を展開していく。その間にもトップの東選手はリードを広げ、第3戦同様に序盤から独走体制を築き、そのまま大量リードを保ってチェッカー。今大会を2連勝で締めくくった。2位には豊島選手、3位は伊藤選手が入り連続表彰台を獲得した。
マスタークラスでは、総合順位はやや下げてしまったものの、クラスではこちらも安泰の独走を演じた岡本選手が盤石の2連勝。2位には小林選手、3位には終盤に順位をあげた佐藤選手が入り、第3戦同様の顔ぶれがトップ3に並んだ。









2023年6月25日(日) 三重県・鈴鹿サーキット南コース
2023 ROK SHIFTER CUP 第5戦・第6戦