シーズンもいよいよ終盤へ
保下聡一朗＆井出七星翔が初優勝！
マスターは橋本直樹が完全優勝!!

2023 ROK SHIFTER CUP 第7戦／第8戦

■2023年7月16日　■鈴鹿サーキット南コース（三重県）　■晴れ（ドライ）　■参加台数：第7戦 13台／第8戦 13台　■写真　野崎泰佑

　ROK SHIFTER CUP 鈴鹿シリーズの第7戦／第8戦が7月16日に鈴鹿サーキット南コースで開催された。
　昨年末の12月11日に開幕し、今大会で3回目の開催となる。今回のエントリーは総勢13台。内訳はノーマルクラス8台、マスタークラス5台となっている。
　レースウィークは、梅雨明け間近だというのに連日好天が続き、決勝日も猛暑日となり、厳しい暑さの中での戦いとなった。
　公式練習に続いて行われた5分間のタイムトライアルでは、保下聡一朗（FLAX Motorsports）がトップタイムをマーク。2位に若手の井出七星翔（RSイディアぴぃたぁぱん）、3位に東拓志（NEXT-ONE Racing）が続く。マスタークラスでは、中土和徳（RS nakatsuchi）がクラストップを獲得する。

Round 7

（10LAPS）

　スタンディングスタートでレースはスタート。2ndグリッドの井出が好スタートを見せ、2コーナーの先で保下の前に出るとそのままレースをひっぱっていく。後続には保下、東拓志、丸山陽平らが続き、3周目のヘアピンで保下が井出のインに飛び込み、トップを奪取する。
　先頭に出た保下は、井出を上回るペースで周回を重ねると、次第にリードを広げ独走態勢へ。そのまま逃げ切った保下が初優勝を飾った。
　マスタークラスでは、終始クラストップを守った橋本直樹が総合でも6位に入りクラス優勝を飾った。

Round 7 Result

ROK SHIFTERクラス上位入賞者– Round 7

優勝
保下聡一朗選手

コメント：
チームがいいマシンを作ってくれて、自分はすごく楽でした。いい位置でゴールできてよかったです。次もスタートは大事ですが、タイヤマネージメントも大事になってくるので、賢くマネージメントして勝てればと思います。

2位
井出七星翔選手

コメント：
ペースは苦しかったですが、ちょっとでも1位を走れたので、良かったです。セットをいろいろ考えて、次も頑張ってみます。

3位
丸山陽平選手

コメント：
相手に詰めるところまでは行くんですが、抜くまでがミスがあったり離れたりしたので、自分で修正しないといけないと思います。午後はしっかりと修正して、優勝したいです。

MASTERクラス上位入賞者 – Round 7

優勝
橋本直樹選手

コメント：
混乱だらけでしたが、冷静に対処できたらいい位置で帰ってこられました。途中、東選手とのバトルでしたが、1回抜いた相手なので、絶対ぬかせないとスイッチが入ったので、チームメイトでも関係なかったです。午後はこの調子を維持して抜かれないように帰ってきたいと思います。

2位
中土和徳選手

コメント：
スタートで失敗して最後尾くらいまで落ちましたが、何とか挽回できました。次こそ頑張ります（笑）。

3位
谷口信也選手

コメント：
しんどかったです。首が痛いです。午後も途中で周回見ないようにして頑張ります。

Round 8

（16LAPS）

　午後に行われた第8戦。気温もぐんぐんと上昇し、非常に厳しい暑さの中でのレースとなった。
　好スタートを見せたのは2番手スタートだった井出。一方ポールの保下はスタートを失敗し後続に飲み込まれる。それでも、すぐに順位を戻し、丸山とともにトップの井出を追っていく。
　中盤を過ぎると、井出を先頭に保下、丸山と3台でトップグループを形成し周回を重ねていく。接近を許しながらもトップをキープする井出。その後方では丸山が2番手に上がり、井出に迫っていく。最終ラップ、仕掛けようとした丸山だったが、井出と接触しそうになり回避する間に井出がリード。そのマージンを活かしきり、井出が初優勝を飾った。
　マスタークラスではスタートで順位を下げながらも、順調に追い上げた橋本が2連勝を飾った。