2023 ROK SHIFTER CUP 第9戦/第10戦
■2023年8月13日 ■鈴鹿サーキット南コース(三重県) ■晴れ(ドライ) ■参加台数:第7戦 13台/第8戦 13台 ■写真 野崎泰佑 小岩政彦
ROK SHIFTER CUP 鈴鹿シリーズの第9戦/第10戦が8月13日に鈴鹿サーキット南コースで開催された。
昨年末から始まった今季のシリーズも、今回がついに最終イベント。最終戦とあって、例年のように大量ポイントが付与されるため、最後まで誰が日本代表を掴みとるのか予断を許さない。今回のエントリーは13台。半数の7台がマスタークラス対象となっている。
お盆の鈴鹿とあって、連日猛暑日を記録。特に決勝日は名古屋の予報最高気温が39度となるなど厳しい暑さの中でのレースとなった。
タイムトライルでは東拓志(NEXT-ONE Racing)がトップタイムをマーク。連続でのタイトル獲得に大きく近づいている東が幸先の良い異滑りだしを見せる。マスタークラスでは前回大会を欠場した小林弘直(HRT)がトップタイムを記録した。
10周の決戦となる第8戦。スタートでは東が好ダッシュを見せ、まずはホールショットを獲得。その後方に豊島里空斗、富田星羅、丸山陽平らが続いていく。
序盤からいいペースで走る東は、ジリジリと豊島との間隔を開いていく。豊島も集団を抜け出し単独での走行。3番手争いは富田を先頭に丸山、水越健太、小林らが続き、8周目に丸山が3番手に上がる。
その後は上位陣に大きな順位変動はなく、東が逃げ切ってトップチェッカー。タイトルに王手をかける勝利を手にした。2位に豊島、3位に丸山が入り、わずかに逆転のチャンスを残して最終戦へとコマを進めた。
16周と周回数も大幅に増える第10戦決勝。スタートではPPの東がややスタートに失敗し出遅れる間に、ダッシュ良く飛び出した豊島がトップを奪いホールショットを獲得する。そのまま東との間隔を一定に保つように周回する豊島。東の後方では、富田を先頭に丸山、水越、小林、酒井畝那、さらに終盤には中土も加わる3番手グループが構成される。しかし互いに牽制し合うこともありペースが上がらず、トップ2は逃げていく。
終盤に入っても豊島のリードが変わらず、そのまま逃げ切ると最終戦を優勝で飾った。2位に東が入り、連続チャンピオンを獲得。3位は中盤に逆転した丸山が入った。
マスターズでは、終始3番手グループでレースを進めた小林がクラス優勝で同時にチャンピオンを獲得。2位中土、3位は最終ラップに逆転した橋本直樹が入った。
2023年12月3日(日) 三重県・鈴鹿サーキット南コース
2024 ROK SHIFTER CUP Round 1-2